最近、お灸のすばらしさ、おもしろさにハマっている門井です。
何百年も昔から伝わっていて、残っているという事はやはり効く!のであります。
以前もブログで上記のお皿は何でしょう?というお題がありました。
実はこれ「ほうろく皿」といいます。
素焼きのお皿ですが、ゴマなどを炒ったり、魚を蒸したり、調理道具+お皿として使われています。あとはお盆の時期になると、「迎え火」でたいまつを燃やすお皿です。
☝こんな風に使います。
あと、実はこの「ほうろく皿」、なんとお灸にも使えるんです!!
頭にするお灸です。お腹においたりする場合もありますが、頭が使いやすいです。
↓こんな風にお皿をかぶって、真ん中に「もぐさ」を置いて、頭のてっぺんを温めます♨
なかなかおもしろいお姿ですね笑
昔、戦国武将がカブトの上で「暑さ負け」しないようお灸をしたのが原型といわれ、現代は夏の土用の丑の日に、この「ほうろく皿」を使って、「暑気払い」「頭痛封じ」「中風(脳卒中)封じ」などなど、頭にお灸をしてご祈祷をするお寺さんがあります。
↓画像借りました (浅草の長國寺さんの「ほうろく灸祈祷会」)
もちろん!夏だけのものではありません!!
頭のてっぺんにある、有名なツボ「百会」(ひゃくえ)にお皿をあてます。
主な効能は
頭痛 目の疲れ 鼻づまり 育毛 下痢 リラックス
などなど
頭を温めると、ボーっとするんじゃない?
大丈夫?血圧あがるんじゃない?
いえいえ、大丈夫!(ただ頭の手術をして日が浅いとか、ケガをしているとか、あまりにもう血圧が高いというのは別です)
百会のツボを温めるというよりは、キーン!と少し熱めな刺激を与える感じで、頭はシャキっ!として、スッキリします。
よく頭寒足熱といいますが、これは逆の発想ですね。
毒をもって毒を制すという感じでしょうか?(ちと違う?)
とにかく!これ、すっごくおもしろいし、楽しいし、頭がシャキっとするので、10/6,7のワークショップでぜひ体験していただきたいと思い、今現在、院長得意の益子焼でこのお皿を作成中!!でございます。
それが☝これでしたね笑
陶芸教室でも「ほうろく灸」をみんなにしてもらいました!
なかなか好評でした(*^-^*)
「ほうろく灸」をお試ししたい!(あ、普通のお灸もヨガとのコラボもやってみたい方も)
10/6,7のワークショップにどうぞ、いらしてくださーい!